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コミックマーケットの「理念と目的」

【2013-08-12 追記】C85申し込みの段階から「コミケットの理念」が更新されました。 詳しい内容は…………C85申込書セット内を見て頂くか、C85カタログとかに載る…のかなぁ… ^^;

2chで情報収集していたところ、この「コミケットの "理念と目的" が好きだ」という書き込みがありまして。 んー? 「表現の自由を守る」みたいな、大体の概念しか知らない私が居たのでちょっと調べてみたのですよ。

でまー、最新のカタログ C70 で探してみたのですが…載ってない…?探し方が悪いだけかもしれませんが…。 仕方ないのでぐぐって見たら、


114 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 2001/08/01(水) 21:11
>>112
何がアレンジのためだかさっぱりわからん(笑)

>>113
コミケットカタログ2ページ『コミケットの理念と目的』を参照のこと。


2001年とな!?


というわけで、

http://ir9.jp/hd/hd061002_00.jpghttp://ir9.jp/hd/hd061002_01.jpg

引っ張ってきました。 うわー懐かしいー。


自分が理解する意味でも、この「コミケットの理念と目的」を打ち込んでみようかと思います。 引用どころの話ではなくなってしまうので、著作権的にはちょっとヤヴァイかもしれませんが…ゆ、許してくれるよね…?^^;>コミケットさん・米やん

コミックマーケット「理念と目的」C61カタログより*1

※強調表示は私の独断の判断により入れてあります。

  • マンガ、アニメ、ゲーム、小説及びその他周辺ジャンルにおける表現の可能性を追及する場としての同人誌、営為の結実としての作品、それを一般に向けてアピールする場がコミケットです。基本的には同人誌、制作物の展示即売会と言う形をとります。
  • プロジンや既製の物にはない新しい形での表現を求めていく創作活動、研究したり楽しんだりするファン活動を行う人たちの為に、出会いの場を提供し、それを通じて刺激を与えていく活性剤の役割をコミケットは持ちます。即売会の形を取ったコミュニケーションの場、マンガ、アニメファンの社交場としての意味も同時に持つことでしょう。
  • コミケットは、マンガ、アニメ、同人誌に関わる人たちがコミケットを必要とする限り、何らかの形で恒久的に続けられていかねばなりません。主催団体であるコミケット準備会は、いかなることになろうと、形態が変わろうと、そうした「場」を用意し続けていくことを自らに課していきます。
  • 場であることを前提としている以上、コミケットに参加の意志をもつサークル、人全てを容認し、受け入れていくよう努力しなければなりません。物理的限界へ挑戦する意志を準備会はもつことになります。(但し、他人に迷惑をかけたり、場の運営に支障をきたすような意図を持っての参加は見合わせてもらう場合があります。)
  • コミケットは企画参加者としてのサークル、読み手、受け手としての一般参加者、そして準備会の三つの構成要素として行われるマンガ、アニメ、etc.のファンの交流会です。コミケットをとり行うのは全ての参加者であるというのが基本であり、参加者全員は全て平等であらねばなりません
  • コミケットは、表現において自由な場であらねばなりません。それについては自由を守る立場を貫いていかねばなりません。
  • 表現に限らず自由な空間であるために、参加者の自主性と共に各自のモラル、マナー、常識、自覚が必要となります。コミケットという場をより可能性のある物にしていく為に、参加者は全員、場を維持していく立場で参加してもらう事になります。また、会期中は、参加者それぞれ個人の責任において活動してもらう事になります。
  • コミケットは場、容器、であるが故に、参加者、本、状況の変化によってその内実は変わり続けていくことになります。コミケットの変化とは、即、参加者の変化です。あらゆる物を受け入れ、提示することによってのみ、形をみせていくことになります。
  • コミケットは法的規制のあるもの以外については、表現、作品に立ち入らず、個々の運為、表現を流通させていく事を目的とします。準備会は、運営上最低必要の形でしか規制を行わないようにしていきます。
  • コミケットは一般に向けて開かれた場であり、同人誌の「現代」をきちんとアピールしていく事に努力します。偏見やマイナスイメージを取り払っていく事が必要です。
  • あらゆる個々の「表現」の自由な流通、表現のネットワーク構築に向けて、世界まで視野に入れた形での展開を目指すことを考えていくことになります。また、同人誌に関する情報や資料の整理などを始め、コミケットを核にしたあらゆる作業に取り組むことも考えていく時期にきているのかもしれません。
  • コミケットは趣味的サークル活動の延長に位置しながらも、出来るだけ公的「システム」そのものへと至る道を模索していると理解してくださるようお願い致します。━コミケットは営利を目的とせずマンガ、アニメなどに関わるアマチュアのために力を貸していくシステムであり、ひとつのムーブメントとして自らを規定します。

俺的まとめ

…えーっと?頭悪いから難しい所までは読めませんが…^^;

  • 自由に表現可能とする場を提供する
  • 同じ趣味の人達との出会い・コミュニケーションの場を提供する
  • 全ての参加者は平等であり、即売会を構成する一人である。
  • 一般人へ理解されるように頑張ってみる。

というところ…?(誰かフォローたのんます^^;)


「同じ趣味の人達との出会い・コミュニケーションの場を提供する」という項目については……最近は購入されるだけが多いよなぁ〜 ってちょっと寂しく思ってみたりします。
弱小サークル的には、手にとって貰う方とかとも一緒に面白く喋ってみたかったりするんですけどねぇー。

「全ての参加者は平等であり、即売会を構成する一人である」については(上の意見と関連する感じですが)「お客様」が多くなっている現状がある故に大変残念な状況な気がします。
サークルさんとトークするでも、スタッフの指示に適切に従うでも、問題点をスタッフに報告するでも、場を正常に保ち 且つ より良い方向に持っていくべき立場にいる「参加者」である事が忘れられている気がします。


「一般人へ理解されるように頑張ってみる」ってのは、私は反省するべき点があるかと思いました。スタイルとして「一般人はくるなボケェ!」ってのがあったもので…。ただなぁ…一般人の「冷やかしだけの参加 && コミケット側に迷惑かけて帰る」というのは、オタク側としては迷惑なだけだからなぁ… とかも思ってみたり。カタログぐらい読めよみたいな。

なお、コミックマーケット側から一般人に対する情報発信というのは確り(?)していたような気がします。地上波TVのインタビューについても、代表が "表現の場" と確りと回答していた と思いますし。




…とまぁ、なんだかよく解らず文章かいてるので、イマイチまとまりがありませんが………とりあえず、私はどうしても、今の同人業界には「悲しみ」の要素を強く感じてしまいます。

主催側・作り手側が、とんでもなく苦労している割には、その甲斐が無いというか……。お客様が多いというか……。


なんだろう…何が足りないんだろう…。 …やっぱり、コミュニケーション…かしら…?

*1:C60カタログだったかも…